人は誰かに何かを伝えるとき、
言葉を使うわけですが、
気持ちを言葉に変換する過程で、
こぼれ落ちたり、
はみ出したりするようなものがあって、
写真はそういったものを、
すくいとってくれるのだと思います。
例えば、記念写真には、
SNSに上がっているような派手さや
即効性はないけれど、
” いま ”とは違う時間軸が寡黙に存在しているし、
” 思い出 ”というよりはむしろ、
もう少し小さな出来事の断片として
残っていくのだと思うのです。

その小さな遠い記憶の手助けとして、
この写真をそばに置いてもらえるなら、
とても幸せなことです。

2023年1月
ヒダカフォトスタジオ